仮想デスクトップは手軽に導入しやすく、また、企業などでの大規模デスクトップ環境にも柔軟に対応できる方法として注目されています。しかし、導入前にいくつかチェックしておかないと思ったとおりのパフォーマンスが出ないケースも多く注意が必要です。仮想デスクトップでもっとも注意したいポイントはアプリケーションです。仮想デスクトップは万能ではありません。あくまでも代理の環境であり、フルスペックのコンピュータではないのです。使えるハードウェアをしっかり吟味して利用したアプリケーションをどの程度のスペックで利用したいのか検討することが大事です。ただし、CPUや各種ハードウェアが凄まじいアップグレードをしていることから多くのアプリケーションが仮想デスクトップで動作するようになっています。

仮想デスクトップで動作するアプリケーション

仮想デスクトップでもっとも動かされているのがオフィス周りのアプリケーションです。ワープロや表計算ソフトが利用されることが多く、シンクライアントの代わりに導入される事例も増えています。シンクライアントに比べて格段にパフォーマンスが高いのが特徴であり、ストレスなくデスクトップ環境を利用できると期待されています。デスクトップ環境についてはオフィス周り以外にプログラムや3DCG、動画編集などでも利用が進んでいます。これらの環境はGPUが必要になるケースが多く、これまでは敬遠される環境でした。しかし、CPUやGPUを仮想デスクトップで扱えるようになったことで導入される事例も増えています。中にはGPUを専有して利用させることができる仮想デスクトップも登場して好評を得ています。

仮想デスクトップの注意点について

仮想デスクトップを使う際に注意したいのがパフォーマンスです。1台のPCやサーバーで動作させる場合、設定によってはリソースを取り合います。もちろん、メモリ空間などは分かれて管理されますが、リソースの配分を間違うと無用なオーバーヘッドが生じやすくなります。必要なリソースを柔軟に与えられるのも仮想デスクトップの利点ですが、設定はノウハウが必要なケースが多く、企業によっては試験期間が長くかかるケースも増えています。自動化してくれる仮想デスクトップアプリケーションも増えていますが、万能ではないのでアプリケーション、導入する仮想デスクトップの数、利用者などをしっかり管理して適切なリソース配分を探すことが大事です。利用率を上げられるかは設定にかかっており、各企業で試行錯誤が行われています。