仮想デスクトップを導入する企業が増えていますが、導入方法によっては思った通りのパフォーマンスが得られなかったり、コストが削減できない場合もあるので事前準備が重要です。仮想デスクトップで知っておきたい知識としてはOSから仮想化する方式と既存のOS上で動く仮想デスクトップがあることです。両者とも利用者にとっては違いが少ないのですが、運用する上では大きな違いとなります。また、コストも大幅に変わってきますので利用状況に合わせた選択が必要となります。仮想デスクトップはコスト削減に大きな力を発揮しますが、パフォーマンスを落としてしまうケースが多く、利用者の不満が溜まりやすい方式でもあります。快適でなおかつコストを抑えるために基礎知識の習得は重要です。

仮想デスクトップをOSから実現する

仮想デスクトップはCPUの仮想支援機能を使うことで大幅なオーバーヘッドの削減に成功しています。特にOSから仮想デスクトップに対応させることで効率が一気に上がります。企業では多くが仮想デスクトップ専用OSを利用することが多くなっています。この方式で専用OSは各OSへのハードウェアの配分に特化したものを利用します。そのため、オーバーヘッドを極力減らし、メモリ管理なども厳密に行われます。また、GPUなど従来の仮想デスクトップでは利用しづらかったハードウェアについても利用することができ、場合によってはCPUやGPUを専有させて使えるようにもできます。このことが仮想デスクトップで難しかった3DCGや動画編集アプリケーションも利用できるようになってきています。

仮想デスクトップをデスクトップPCで実現する

仮想デスクトップは既存のOS上でも実現できます。この方式は主に開発環境や対応していないアプリケーションを自分のPCで動作させる場合に利用されることが多いです。導入コストが低いこと、通常のアプリケーションのように扱えることがポイントです。開発環境ではサーバー環境が必要になることがありますが、サーバーを物理的に用意するにはコストがかかります。同じデスクトップPCでサーバーが動けばコストが下がり、ハードウェアの利用効率も上がります。また、仮想デスクトップ環境をイメージとして共有することもできますから同じサーバー環境をそれぞれのデスクトップで実現できると好評です。仮想デスクトップはハードウェアのコストを下げる効果が大きいですが、パフォーマンスを捨てることが求められることが多かったのですが、CPUの仮想化支援機能によってパフォーマンスを失わずに実現が可能となっています。